
~教育ICT導入事例~
導入ソリューション
県教育のさらなる発展に向けて、日々さまざまな研修や研究等を行う茨城県教育研修センター様のICT導入の取り組みをご紹介します。

- サーバの仮想化(サーバルーム)
- シンクライアント(研修室)
- 無線LANアクセス環境(センター内)
- グループウェア(センター職員用)
- デスク・チェアの工夫(アクティブラーニング教室)
- 教育ICT支援研修
- 施設案内表示(デジタルサイネージ)
導入の効果
- サーバの仮想化
物理サーバを減らして、クラウド化を目指す
茨城県では、オンプレミスよりも運用管理のコストや負担が軽減できるクラウド化が推奨されており、物理サーバの台数を減らしていく方向へ向かっています。そのため、初期投資が比較的少なく、拡張性に優れた仮想サーバを導入することで、クラウドへの移行もスムーズになりました。
仮想サーバのメリット
仮想化とは、1台のサーバで1システムが稼動している環境から、1台のサーバで複数のシステムを稼動させる技術です。サーバ台数を物理的に削減することで、消費電力やシステム運用管理のコスト削減につながります。また、始めから大規模なサーバを購入しなくても、必要に応じてサーバ を増設できます。

- シンクライアントの導入
頻繁なソフトのバージョンアップがラクに
研修センターでは様々な教材ソフトを使用しています。これらは頻繁にバージョンアップされ、以前は90台あるクライアントPC(学習用端末)1台ずつにバージョンアップ作業を行っていました。それがシンクライアントを導入してからはバージョンアップは、クライアントPCではなく、サーバで一元管理できるようになりました。
シンクライアントのメリット
端末のHDDを利用しないため故障の頻度が激減します。また、データをローカルHDDに保持しないため、端末からの情報漏えいを防止します。このほか、端末で設定変更などを行っても、再起動すればいつでもクリーンな状態に復元し、運用管理の手間とコストを削減します。

- 無線LANアクセス環境の構築
安全にアクセスできる環境整備
止まらないネットワーク環境を目指し、主要ネットワーク機器は2台以上で構成しました。障害発生時には迅速に対応ができるようネットワーク全体を一括で監視し、高いセキュリティと速い通信速度を保っています。
無線LANネットワークへの接続はシステムで制御し、全体のパフォーマンスを最適にします。

- アクティブラーニング教室
グループ学習に効果を発揮
ホームベース型可動デスクは、自在に組み合わせることができて便利です。通常の机よりコンパクトサイズで、グループワークの際には互いの距離が近いため意見が出やすくなります。またタブレットなどの操作も、互いの手元が見えるので声をかけ合い、コミュニケーションの活性化につながっています。

協力:株式会社 ガイアエデュケーション
- 施設案内表示(デジタルサイネージ)
グループウェアと連動し、施設の案内を自動で表示
研修センター内の施設予約をサイボウズ(グループウエア)で管理し、デジタルサイネージ『NIXUS VISION』に連動して自動表示しています。サイネージには講座名と教室、受付場所が表示され、綺麗で見やすいと好評です。

茨城県教育研修センター様 プロフィール
- 設立:昭和37年6月
- 所在地:〒309-1722 茨城県笠間市平町1410
- 事業内容:研修、教育研究、校内研修支援、教育相談、社会体育・スポーツ、教育資料・情報の収集および提供
- 施設面積:107,490m² 建築面積:17,544m²
- ホームページ:http://www.center.ibk.ed.jp/

※記載内容は取材時(2016年6月)のものです。