【最新米国便り】カーボンナノチューブセンサー
ワシントン大からスピンアウトしたリサーチャーが設立したSomalytics社は超薄型高感度ナノチューブセンサーを開発し、人や環境が至近距離から発信するセンシングデータのディジタル化に成功。
1mmのカーボンナノチューブ(CNT)をフラットペーパー状に敷き詰め、20cmの至近距離から人のtissue細胞組織状態を1000hzのスピードで検出。
Human Machine Interaction(HMI)としてタッチレスをナノテクノロジーで実現。
3Dジェスチャー認識機能も組み込み、人の眼の動き、ボディアクション、心臓パルス、呼吸、汗、血圧もタッチレスで検出可能に。
メディカルセンター、オフィス、製造、工事現場でワーカーに貼り、カメラ無しで状況をリアルタイムモニター。
20cmの距離で人とロボットを識別でき、メタルとプラスティックの認識や液体レベルのトレースも可能。
この技術をスタートアップへ公開してユニークなアプリケーション開発を促すため来年1月のCESでプロトタイプのデモを行う。
従来のセンサーの百分の1以下の薄さをセールスポイントにするという。

