【最新米国便り】ディジタルトレースIoB
体と行動情報をネット接続してリアルタイムに健康状態、行動パターンをモニタリングする潮流が復活し、人の動きをディジタルトレースする「IoB(Internet of Behavior)」が変貌。
体に接触するウエアラブル端末、埋め込み型デバイス(識別ID・ペースメーカー・デジタル薬・血糖センサー・脳波解読・ナノボット・スマートコンタクトレンズ等)、ウエットウエア(脳にデバイス接続)により位置情報・運動履歴・購買パターン・睡眠の質・心拍数・血糖値・血圧・車両運転・顔認識情報によるヘルスモニタリングは医療ヘルスケアアプリケーションとして開発が急伸。
サイバーテロ、情報漏洩、プライバシー、セキュリティリスク対応テクノロジーも向上。
2030年には4兆ドルマーケットに拡大すると予測され、IT・通信・電子商取引・製造・政府・メディア・ツーリズムマーケットで IBM、Microsoft、Traceable、Trifacta、Cognitive が競争を激化。
フィットネスジムやテニスクラブではスマートウオッチやフィットネストラッカーを着けて自己管理するのが一般的となり、歩数・消費カロリー・体温・血流内酸素濃度・心拍数・睡眠パターンをリアルタイム発信する Google Fitbit、Apple Watch、Garmin、Polar Vital Fittrack として商品化。
私のテニスクラブではホームドクターと共同開発した2センチ四方GPS搭載パッチを左胸に貼り、警報アラームで救急モバイルERが急送されるシステム。
コートで大動脈弁梗塞で意識を失った時、5分後には仲間の心臓ドクターが付き添ってER車内。
IoB はスマートシティを見据えた効率化とあらゆる事象の接続性向上のコアとして寄与すると見られている。