コラム

コロナ、パンデミックとディジタル化に翻弄され、街から書店が姿を消して久しい。
 

全米に１千店以上を展開した書店大手バーンズアンドノーブル（B&N）もペーパー読書離れで規模縮小に追い込まれたが紙の本をじっくり時間をかけ、行間まで読む魅力はZ世代を虜にし心に響く大切な一冊の本に出会うリアルブックストアとしてリバイバル。

B&Nは広大なマルチフロアに魅力溢れる書籍を取り揃え長時間の滞在を促す顧客開拓に挑戦。

店内にはスターバックス、スナック、ピザ、レトロレコードコーナーを併設し、通路は広く、可愛いテーブルとソファをあちこちにセット。

B&Nに加えユニークな書籍内容と価格、粗利を高く設定した厚利少数販売戦略の個人経営書店やヴィンテージ専門店もブーム。

東京・神田界隈に軒を連ねた多くの専門書店を想起させる。

ブックストアルネッサンスをセールスポイントにするB&Nの再起がニューヨークで試されている。