【最新米国便り】カーボンフットプリント
温暖化対策「パリ協定」を離脱した米国はクリーンエネルギーから後退。
米国内で天然ガスと石油を大規模に開発して国内需要と輸出による収益を目指す。
トランプの唐突なエネルギー戦略は米国内で世論を分断。排気ガス大気汚染を恐れるジェネレーションZ(Z世代)を中心にトランプ戦略を覆すため産業界も参入。
スニーカーメーカーはカーボンフットプリント(CFP:温室効果ガスをCO2に換算した値)を最少に抑えるためスニーカーの中敷き、ミッドソールにサトウキビなどを原料にした複数のバイオポリマーを配合したカーボンネガティブフォームを採用し、CFPを1.95CO2e以下に抑えたシューズを投入。
CO2eはCO2換算数値(Carbon Dioxide Equivalent)。地球温暖化ポテンシャル(GWP:Global Warming Potential)を用いてCO2相当量に変換。
アシックスはCFCL(Clothing for Contemporary Life:現代生活のための衣服)サステイナブルプロダクトとしてリード。
アディダスはAllbirdsとのコラボでLess is more(少ないのはいいこと)をコンセプトにマーケットを拡大。
スニーカーメーカー動向を前向きに捉えるウォールストリートはスニーカーメーカー株価を6倍へ急伸。
各地で開催されるテニス、ゴルフトーナメントやマラソンはCFPスニーカーが義務付けられる。
5月開催の私のテニスクラブのトーナメントの出場資格はCFP。
