【最新米国便り】オンライン VS.リアルストア
オンラインとリアルストアの攻防が激化。アマゾンはリアルストアの実験、ウォルマートはオンラインで斬新な販売チャネルに挑む。
ウイルス収束の兆しも無く、客足の遠のいた大型グローサリーチェーンは次々に廃業。
一方、健康志向に特化し、ローカルの固定客を維持するサザンカリフォルニアの小規模リアルストアが存在感を高めている。
LAに本拠を置く「トレーダージョーズ」はオーガニック、ベジタリアン、ビーガン、グルメ・フードとカリフォルニアワインのヘルシー戦略。
中間流通をカットし生産者とのダイレクトチャネルで価格を抑えプロフィットを確保。
「ファーマーズマーケット」の地場オーガニック生産者農家のフレッシュなミルク、バター、チーズ、ハム、ソーセージ、ライブレッド、ベーグル、マフィン、バクエットは即完売。
オーガニックスーパーマーケット「スプラウツ」はeコマースも組み込み、デリバリーサービスで固定客を優遇。
アマゾンはリアルストアをショールーム化して消費者の動向を探り、グローサリーマーケットへの進出を模索。eコマースコンセプトをリアルストアへ持ち込んでシームレスなオンラインとオフラインの実現を目指す。
オンラインとオフラインの融合は顧客視点で何処に接点を見出すかが鍵となる。

