コラム

【最新米国便り】ホーグ メディカルシステム

ニューポートビーチにあるHoag(ホーグ)メディカルシステムに関わる機会がありました。

ロサンジェルスUSCキャンサーセンターでの治療から20年を経て、メディカルシステムの劇的な変貌を目の当たりにしました。

当時のUSCセンターでは病院内の複数の高性能エッジサーバーが患者データをリアルタイム収集しクラウドへプッシュして医療システムを高度化していました。

一方、自宅近くのニューポートビーチホーグメディカルセンターは70年に及ぶハイパフォーマンスで全米トップレベル。

世界各国からの専門医、研修医も含め千人規模のドクターによるオープンシステムで注目されています。

外部ドクターもセンターの施設を必要に応じて使用しホーグネットワークシステムに組み込まれています。

治療には高度メディカルシステムとデバイスが使われ、CT関連機器にはフィリップス社とシーメンス社の最新マシンが数十セット。デバイスには多くの日本メーカー。

私の受けたCTシステムは本年、シーメンスから導入された最新鋭の1号機。

USCキャンサーセンターCTマシンの三分の一の大きさで治療時間大幅短縮が印象的。

さらに、患者データは、その場でメディカルセンター高速システムで処理、分析され関連ドクター達のメディカルデバイスへレポート。

CTルームを出ると待ち構えていた担当ドクターが結果と治療方針を即座に告げてくれました。

私のペイシェントルームには、いたる所にワイアレスモニターが張り巡らされドクターとナース4人グループが24時間モニターし、僅かな動きでも4人が飛んで来ます。

私の状況は目の前の大きなスクリーンにリアルタイム表示。グラフィック表示された心臓のパルス波形の変化はウオーニングとしてディジタル表示。

モニターは麻酔の眠気を吹き飛ばし興味先行。

今回もメディカルシステムの高度化と多くの専門医のシステムアプローチが強く印象に残りました。

*画像はイメージです。