コラム

【最新米国便り】メディカルサプライヤー

多くの医薬品メーカーがメディカルセンターでセミナーを強化していた。
医薬大手Sun Pharmaceutical(SUN)はメディカルドクターをセールスエンジニアとして投入しセンターのドクターにアピール。

日常的に患者に投与されるアスピリンやコレステロールコントロールピルをはじめ多岐に渡る医薬品には1983年に創業した世界上位製薬メーカーSUNの社名が目立つ。

グローバルスペシャルティー医薬大手で2000種を超える製造販売でリード。
デルタバリアントが急速に拡大しておりSARS、エボラやインフルエンザより強力な感染力を持つとされ重症化しやすく体内でのコピーを高速生成するためSUN社は新たなプロジェクト立ち上げに欠かせない他社の吸収合併を加速。

世界に製造拠点を展開し従業員4万人。ジェネリック医薬大手として150ヶ国で存在感を高めつつある。

メディカルセンターで目の当たりにしたのは心臓、糖尿、胃腸、呼吸器、形成外科、精神科と多方面へ浸透する患者サポートパワー。

先月は免疫細胞制御技術、癌細胞や伝染力の強い病気とCOVID対応の開発を進化させるカナダのバンクーバーを拠点に伸びるメディカルリサーチ会社Aquinox社を$82Millionで買収し開発パワーを向上。

これからもメディカルデバイスメーカー、メディカルスタートアップを吸収合併し圧倒的なポジションを築くと見られている。

米メディカルメーカーはSUNをターゲットにコンソーシアムを組んで戦略見直しの動き。

一方、メディカル クラウド サービス・プロバイダーもメディカルセンターが必要な時に低価格高速でサービスを受けられるメディカルクラウドソリューションの売り込みを強化。

全米大都市に設置されたクラウドセンターのフル稼働をターゲットに競争が激化。大手メディカルセンターのドクター引き抜きも活発化。

*画像はイメージです。