【最新米国便り】ゼロックストランスフォーメーション
米国は政治、経済、文化や環境が創造した特定の期間をジェネレーションで区切る。
ブッシュやクリントン大統領を輩出した1946-1964年はベビーブーマージェネレーション。旧来の価値観に反発しカウンターカルチャーとも呼ばれた。
一方、ITの発展、ディジタル化と共に育ち、独立心が旺盛でワークバランス指向に鋭いX世代は1965-1980年代。
それから今に至るソーシャルネイティブで自己発信に長けるミレニアムZ世代。社会への関心が高く価値観は大きく異なりネット環境での情報収集と発信を好む。
実情は生まれた年代に係わらず、その人の個性が世代をオーバーラップしている。
プリンタとコピーマシンで伸びたゼロックスXerox社は時代に合わせメタバースコンセプトを取り込んで社名をZeroxに変え体質を覆す試み。
オラクルとクラウドコントラクトを結びクラウドコンピューティングストラクチャと関連ソフトを導入してイメージ転換を図る。
オラクルのクラウドサービスでバックボーンをディジタル化しトランスフォーメーションにチャレンジ。
導入するのはe-コマースプラットフォーム、ファイナンシャルプランニング、Analyticsとデータウェアハウス。
ソフトウェアビジネスの強化に加えAugmented Realityプラットフォームを構築しスマートフォン、タブレット、アバターとスマートグラスを組み込んだリモートテクニカルサポートも強化してミレニアム世代にアピール。
ビジネスインキュベータとしてベンチャー企業の核を占める世代を虜にする戦略。
