コラム

【最新米国便り】データシェアリング

データシェアリングトラブルが多発するメディカルシステムのオーバーホールを視野にオラクルは30億ドルでエレクトロニックメディカルレコード社サーナー(Cerner)を買収しヘルスケアビジネスへ進出。

 

クラウドベースプラットフォームにサーナーシステムを融合してユニークなヘルスケアソリューションを構築する。

 

クラウドベースエマージェンシーシステム、放射線治療ITシステムをコアとする高機能ヘルスシステムがターゲット。

 

1979年に設立されたサーナー社はメディカルIT技術、ヘルスケアソリューションを数多く開発したS&P500中核。売上60億ドル、従業員3万人。世界に拠点を展開しHealth Information Technology (HIT)でマーケットをリード。

 

ヘルスケアソリューションに加えメディカルデバイス、各種メディカルハードウエアも販売。

 

米国防総省DODとの50億ドルコントラクトでエレクトロニックヘルスレコードシステムを開発。シーメンスとは130億ドルのメディカルサービスコントラクトを結び大手企業でのシェアを拡大。

 

一方、メディカルアクロバットとして経営手法に多くのトラブルを抱えM&Aを模索していた。

 

オラクルはパーソナルメディカルソリューション事業を立ち上げトランスフォーメーションを実現する戦略。