コラム

【最新米国便り】AI チャットボットサービス

『ChatGPT(以降GPT)』は、IBMのAIチャットボット『Watson Assistant』との次元の違いを浮き彫りに。
両者は異なるタイプの言語とデータ分析ツールを備えたAIプラットフォーム。

GPTは言語生成モデルなので文書や会話などをリアルタイムに表現できてもターゲットが異なるので正確に比較できない。
リアルタイム文脈理解はGPTが勝り、Watsonは一貫性に欠ける問いかけには対応せず人のエージェント(代理人)へ引き継ぐ。
革新的コンテンツ創造、顧客体験サポート、対象製品の充実ではGPTは横断的に産業をトランスフォーム(変化・変容)できるメリットがある。

一方、2017年からチャットボットWatsonをヘルスケア、金融マーケットへ導入してきたIBMは実績、経験と深みに優れ、追いつくのは至難の業。
バンキング、マーケティング、ヘルスケア、メディア、エンターテイメントマーケットへもマーケットを拡大し質が高く安全、強力なソリューションとして定着。
自然言語を理解、学習し人の意思決定をサポートするうわべの共通点はあっても単純に比較できない。

今後、マーケットは刻々と変化するのでIBMはリアルタイム学習機能も組み込んでシステムの柔軟性を高めるに違いない。

*イメージ