コラム

【最新米国便り】Googleメディカルソリューション

Google は Microsoft、Amazon を突き放すクールな jazz up(活発化)ビジョンを掲げて、ヘルスケアソリューションAIモデル「MedLM」を開発し、医療研究、メディカル関係者へアピール。
 

MedLM は、「Vetex AI(Google Cloud が提供するフルマネージドの機械学習プラットフォーム)」で利用可能な医療向けに調整された業界初のソリューションで、医療関連情報のシームレス統合、医療特化インフラストラクチャ構築、データモデル可視化を強化し、効率の高いアクセラレータを使用することでドクターは事前に患者の傾向を詳細に把握してボトルネックを回避。

さらに患者との信頼関係を密にすることも可能にする。
 

「MedLM」は医療向け大規模言語モデル(LLM)としても注目され、医療関連の膨大なデータセットでトレーニングされているため医療リサーチ、医療診断等、多様な医療ビジネスに応用できる。

医療関連業界では導入の動きが活性化。


1968年にテネシー州に設立された医療サービス大手 HCAヘルスケア社もドクターがハンズフリーデバイスで患者との対話から正確でタイムリーな医療メモを作成できる「Augmedix(オーグメディックス)」に「MedLM」を採用し、アプリケーション性能の向上とコスト削減に成果を上げている。


HCA社は米国21州に2,000サイトの研究拠点を構え、24万人の研究員がアプリケーション開発に従事。
ヨーロッパではUKにもリサーチ拠点を保有。


医院やメディカルセンターには Microsoft、Google、Amazon の営業アプローチが活発化している。

*イメージ(シリコンバレーにあるGoogle本社)