コラム

【最新米国便り】フォルクスワーゲン(VW) トランスフォーメーション

独フォルクスワーゲン(VW)グループは、人工知能開発企業である OpenAI や Alphabet 傘下の DeepMind に対応する移動物体特化「 AI Laboratory(AI ラボ)」を設立。

 

VWグループは、英知を集めたAI ラボを世界各地に分散し、インターネットでつなぐ。
AIベースのスマートカーコンセプトを創造し、次世代移動システムのリーダーを目指す。

 

CES2024では、AIベース「ChatGPT」を音声アシスタント「IDA(アイーダ)」へ統合したコンセプトカーを公開。

 

ChatGPT機能をIDAへ統合することで従来の音声コントロールを超える多くの機能を提供。

 

ドライビング中にIDAを介して、インフォテインメント(information:情報+entertainment:娯楽の融合)システム、ナビゲーション、エアコン等の操作や、一般的質問への回答も音声で受け取る。

 

自社AI開発技術を確立して、Microsoft、Apple、GoogleやAmazon からの独立性を高めて生産性シミュレーター、映像解析、運転状況診断、サウンドアナライザー(音声測定器)によるメインテナンス技術の向上、事故予測により他社との差別化を容易にする。

 

VWは、Drum up Businessを掲げてビジネスを軌道に乗せる戦略。 (補足:drum up は太鼓を叩いて客を呼び集め、盛り上げる様子を表す。)
車中でアイーダと呼びかければ、オペラのようなリアクションを提供しドライバーとの一体化を進める。

 

*イメージ(IDAは今後発売する新車に搭載予定)