コラム

【最新米国便り】メディカルITマネジメント

コロナウイルスをはじめとする感染症拡大は地域や社会経済状況による健康格差を浮き彫りに。
 

本拠をシカゴに置き、3万人を超えるヘルスケアテクニカルプロを擁する 医療情報管理システム協会 Healthcare Information & Management Society(HIMSS)は、閉鎖的になりがちな医療分野に合理的なITと工学を導入したメディカルマネジメントシステムを開発し、深い専門知識と高度で安全かつ効率的なヘルスケアと治療向上をサポート。

様々な医療、ヘルスケア情報システムとリンクしドクターと患者との会話をAIがリアルタイムに分析して医療時間をミニマム化。

データプライバシーとサイバーセキュリティも高度化し、医療現場から患者の望む場所への医療システム移行と薬局に医療介護機能を取り込むシステムにも着手。

IT関連企業とスタートアップを大規模に巻き込むユニークな社会変革を目指すという。


メディカルシステムの変貌は政治分野にも波及。
1960年代、ベトナム反戦以来の若年層の政治への関心の高まりは、全米各地の大学で「ガザ反戦」のうねりとなり騒然として司法当局も介入。
ウクライナのゼレンスキー大統領は反戦指導者から領土開放の象徴へ変貌したように、米国とウクライナの動向は本年末 大統領選へのバイデンとトランプ陣営戦略に大きなインパクトを与えると見られている。
二人のディベートは若年層・Z世代動向が絡み、複雑な展開になるに違いない。

 

*イメージ