コラム

６月６日は、ノルマンディー上陸作戦の作戦開始日「D-Day」。
その80周年を記念する現地式典のため、バイデン米大統領はヨーロッパへ飛び、孤立化を深めるヨーロッパに警鐘。 

1944年６月６日、アイゼンハワー最高司令官率いる米英カナダ連合軍がフランス・ノルマンディーのオマハビーチに上陸した。

オマハビーチは港町シェルブールに近く、筆者はロンドン在住時に訪れた。美しい白いビーチは穏やかで静か。

ビーチ沿いの丘には白い十字架が地平線に伸びハイウェーは当時と同じ型のオープンジープが星条旗を掲げて行き交う。
米軍は多くの若者を失い、作戦に参加した人たちは当時の軍服で仲間を悼む。

饒舌な仏マクロン大統領は寡黙。ドイツ首相は頭を垂れ平和を誓う。

バイデン大統領はドイツ兵士慰霊塔にも詣で花束を捧げて命の尊さを訴えかける。