【最新米国便り】サイバーセキュリティ動向
激しさを増すサイバー攻撃からシステム・ネットワーク・プログラムを守るため、政府・公共事業・電気通信・エネルギー・製造・金融・保険・ヘルスケア・小売の各業界はサイバーセキュリティを強化。
マーケットは年20%の伸び、2030年には600億ドルと予測。
「Make America Great Again(アメリカ合衆国を再び偉大な国に)」スローガンで狙撃を振り払い、右耳に大きな白い包帯を貼ったトランプは Latino(ラテンアメリカ人)と黒人層も取り込み、製造業の米国回帰を訴えてバイデンを圧倒。
IBM、Microsoft、シスコ、アクセンチュアとブロードコムはエンドポイント、クラウド、ネットワーク、アプリケーション、インフラストラクチャ、データをカバーするセキュリティソリューションで米国産業を強化すると反応。
Google 親会社であるアルファベット社はサイバーセキュリティスタートアップ「Wiz」を230億ドルで買収し、アマゾン ウェブ サービス、Microsoft Azure と Oracle Cloud を急追する戦略。
Wiz社は2020年ニューヨークに設立。従業員1,000人。米国、EU、アジアとイスラエルに展開し、「働きがいのある会社(Fortune 100企業)」に食い込む。
ユニークなAI機能でリアルタイムにサイバー脅威を探知するクラウドベース、サイバーセキュリティスタートアップとして急成長し、アルファベット社は次世代戦略の要として買収。
トランプは狙撃に耐え、VP(副大統領)候補にラストベルト叙事詩「ヒルビリー・エレジー」の著者J.D.バンスを指名。
破天荒で型破りのトランプはラストベルト(米国中西部から北東部の衰退した工業地帯)の人々の声を聞き、繁栄から取り残された貧しい白人達をトランプ戦略のベースに置いて11月大統領選で民主、共和に拘らない歴史的な戦いに持ち込むという。
来月には両陣営のVP、カマラ・ハリスとJ.D.バンスが討論で対決。バイデンは討論で精彩を欠きトランプに翻弄された苦い経験は繰り返さないと強調。
バイデンは健康状況次第で大統領選から降りるという民主党重鎮のコメントもあり混沌としている。