コラム

【最新米国便り】バイオマニュファクチャリング

米政府はバイオテクノロジーとバイオマニュファクチャリング(バイオものづくり)戦略を推進。
政府主導で様々なプロジェクトが立ち上げられ、バイオ関連企業をサポート。
 

バイオテクノロジースタートアップが急伸し、ボストンではハーバード大やマサチューセッツ工科大がバイオクラスターを先行してバイオベンチャーを設立。

米政府はライフサイエンス法を制定しスタートアップのサポート、融資と人材育成を容易にした。
 

微生物の能力を取り込んで有用物資の生産を行うバイオテクノロジーはゲノム編集、DNA合成、遺伝子改変技術を変革して化学、製造、医療分野に浸透。

特許満了先行バイオ医薬品をベースにしたバイオ後続品の拡大により、次世代バイオマニュファクチャリングは20%の伸び。2030年には1千億ドルマーケットの予測。


次世代バイオマニュファクチャリングを導入する企業は、Donaher(ダナハー)社と契約を結び、研究開発・製造・生産に至るプロセスを確立。

主要プレーヤーは アストラゼネカ、アキュメン、リジェネロン、Donaher と ZETA。

Donaher は ワシントン本拠のライフサイエンス、医療診断機器大手。10万人を世界に展開して 600億ドルを売り上げる。

体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する抗体のうち、特定の抗体をクローン増殖させた「モノクローナル抗体」を開発し、抗体治療に応用。

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