【最新米国便り】ハイパーデータセンター
本年はデータセンターのトランスフォーメーションが加速すると見られている。
昨年150億ドル程度だったマーケットは数年後300億ドルへ急伸すると予測され、年20%を超える伸び。
急伸要因はIoT導入拡大、5G・6Gネットワーク整備とクラウドベースサービスのパラダイムシフト。
クラウドベースサービスのリーダーは医療マーケット。
電子カルテによる診療記録のディジタル化で膨大なデータが生成され、遠隔医療・個別化医療の拡大と医療画像、遺伝子研究の進化によりデータファイルが巨大化。
マーケット要望に対応する優れた拡張性、高性能ネットワークインフラストラクチャ、効率的ネット接続、大規模ワークフローサポート能力を備えたデータセンターは、生成AIを統合し増大するデータの多様、複雑化とAIアプリケーションのワークロードを処理。
Amazon、Cisco、IBM、Oracle、Microsoft、Google、Intel、NVIDIAは社運を賭け全米にハイパーデータセンターの建設を推進。
データセンターは巨大化しメジャーリーグベースボール(MLB)が行われるBallpark Stadiumの数倍を越えるスペースに数千台のサーバ、数千マイルに及ぶ接続インフラストラクチャを組み込みコロケーション、高速ストリーミング需要に対応。
次世代企業への脱皮を目論むNVIDIAはビジネス戦略変更を急ぎハイパーデータセンター林立を受け、AI・IT分野全体を管理する「コネクティブハブ」という新しいコンセプトを提唱してデータセンターのリフレーミングに挑戦。
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