コラム

【最新米国便り】遺伝子データマイニング

ニューヨークに本拠を置くバイオ医薬品大手 Regeneron(リジェネロン)社は、血管成長を促すタンパク質VEGFと炎症に関わるタンパク質「インターロイキン」を開発。

競争激化のコレステロール低下薬でも競合他社に勝る新薬「PCSK9」で高評価。

COVID-19治療のためのモノクローナル抗体開発や免疫腫瘍治療薬でもリード。

従業員1万人。売上120億ドルで全世界に拠点拡大。


リジェネロン社は遺伝子解析とデータマイニングを新たな戦略と位置づけ、遺伝子検査サービス大手23andMe社を2億5,600万ドルで買収。

23andMeは遺伝子検査キットで業界トップ。
データマイニング(data mining)は膨大なバイオデータの中から有益な情報やパターンを見つけ出す技術。
一般向け唾液検査キットで遺伝子マーカーとなる一塩基多型SNP数百万人分の膨大なデータベースを構築して遺伝子情報の最高峰。

多くのリサーチ契約を締結し、多額の投資を呼び込んで医療、治療部門を強化。

リジェネロン社は総合バイオテクノロジー企業へ変貌し重篤な疾患を抱える人々への医薬品開発、製造、商品化により癌、心血管、神経疾患、血液疾患、感染症、希少疾患マーケットのリーダーへ急成長。

*イメージ(AI生成素材)