ネットワークをソフトウェアで管理する― SDN(Software-Defined Networking)

SDNは、ネットワークを仮想化することにより、物理ネットワークよりも機能別に木目細かい構築をすることが可能になり、セキュリティの向上を図る技術です。また、ソフトウェアでネットワークを管理することで、障害時の技術者による現地復旧作業の迅速化や、ウイルス感染した端末の復旧作業のリモート化を可能にします。

当社は2017年に社内ネットワークの全面見直しを実施しました。
その際、システムに求めた目標は次の4点でした。
①年々、巧妙化するサイバー攻撃への対応。万一攻撃を受けてしまっても社内外に拡散させないネットワークの構築。
②増加し続けるIT端末管理の徹底。モバイル端末や、人感センサーやカメラなどのIoT端末を管理する仕組みの構築。
③働き方改革を実現する柔軟なネットワーク。
④効率的な運用体制の構築。手作業から、障害復旧・セキュリティ対応の自動化を実現。

当社の事例をもとに、ここでは、④の「効率的な運用体制」を紹介します。

SDNによるネットワーク制御

仮想ネットワークをソフトウェアで集中管理することで、障害時に技術者が現地作業をするのではなく、現地のネットワーク機器を置き換えるだけで、あとはリモートで復旧作業を行えます。また、セキュリティソフトと連携することで、ウイルス感染したパソコンを自動的に切り離すことが出来ます。

ネットワーク遮断の自動化でウイルス感染拡大を防止

ウイルスへの「入口対策」「内部対策」「出口対策」を万全にしても、実際にウイルスに感染したパソコンを切り離すのは人手になります。感染を検知しても、休日や夜間であれば対応は翌日になり、その間に感染は拡大します。
それを、SDNと連携することで、感染源を社内ネットワークから切り離すことが出来きるので、就業時間外でも一時対応を完了することができます。

メーカーと連携して先進ネットワークを構築・運用

当社は「ネットワークの日興通信」として、国内では事例の無い・少ない先進的な技術を社内ネットワークで活用しています。メーカー・ベンダー各社と連携し技術の検証・運用体制の構築を行い、お客様にそのノウハウを提供することを心掛けています。
ベンダー各社が作成した当社事例リーフレットをご用意しています。ぜひ、ダウンロードください。

当社の最先端ネットワーク「SuIREN」紹介資料(PDF)
だれでも分かる当社の「SuIREN」社内報(PDF)
当社の事例紹介 メーカーリーフレット(PDF)