消防事業に特化したネットワーク/セキュリティを構築したい

24時間365日稼働が必須となる消防指令管制システムにおいて、基盤となるネットワークインフラの設計、構築、運用支援、保守サポートを実施しています。
システム不具合による運用停止が絶対に許されないネットワークの設計構築において、当社技術者のスキルおよびノウハウ、品質を多くのお客様から評価いただいております。

当社は、永年培ってきた指令管制業務のノウハウをもとに、単一の機能停止により業務に支障を及ぼすことがないよう、「冗長化」、「分散」を駆使したネットワークを構築しています。
また、セキュリティ対策として、指令管制業務でのリスクに対して「統合脅威管理(UTM)」「認証」「紛失・盗難」「端末のセキュリティ対策」「アクセス管理」等の対策を行い、「機密性」「完全性」「可用性」を考慮した、より安全で安心なシステムを提供しています。

様々な回線環境に適した消防指令システムインフラの構築

お客様の通信回線環境に合わせた通信経路の確保と、システムに合わせた通信の優先制御をネットワーク全体に対して行います。
通信経路は複数の回線サービスを併用することで、インターネットサービス側の問題で通信の不具合が発生した場合でも、システムが停止することがない設計としております。また、お客様の支所間、データセンター、クラウドサービスを結ぶVPN網・専用線網・広域網などで緊急性が高いものを優先し通信させる、ToS/CoSにて優先制御と帯域制御を全ての機器に行います。

機密性の高い無線LAN環境の構築

車両運用端末装置(ナビゲーション)などは無線LANによるデータ更新の頻度が高いため、「機密性」の高い無線LAN環境の整備を行います。
現状規格の中では一番強固といわれる 暗号化方式「AES」を利用し、認証サーバは電子証明書を発行して『WPA2-Enterprise』での認証としております。また、RADIUSサーバを利用したネットワーク認証であるため、無線ネットワークだけではなく有線ネットワークも802.1X 認証により「機密性」を確保した安全で安心な仕組みとなっています。