「AIネットワークカメラ」を活用した業務効率化

AIネットワークカメラとは?

  • AI(人工知能)を搭載。検知から機器への送信をカメラだけで完結

「AIネットワークカメラ(AIカメラ、エッジAIカメラとも呼ばれます)」は、検知アプリケーションをインストールすることでカメラ自体が画像解析を行います。
特定の条件を満たす被写体が映ると、自動でアラートを出したり連動する機器に直接信号を送るシンプルな構成が特長です。
そのため、専用の画像解析サーバを設置する必要がなく、導入コストを抑えることができます。

一般的なネットワークカメラと同様に、ネットワークを通じて離れたところにあるモニタにリアルタイムで映し出したり、撮影映像をストレージに保存したりできます。

 

AIネットワークカメラの導入メリット

  • 検知したらすぐ通知、初期対応を迅速化

AIネットワークカメラ(以下、カメラ)が温度・物の動き・スピード・明るさ・衝撃・顔や車のナンバーなどを検知し、回転灯やスピーカーからの音声でアラートを出し、メールやIP電話などに通知します。離れた場所にいてもすぐに駆け付けられ、初期対応を迅速化できます。
※顔認証やナンバープレート認証などは、専用のソフトウェアが必要です。詳しくはお問い合わせください。


 

  • カメラが手間を減らして省人化、安全を強化

設定した条件をカメラが検知して通知することで、常に人が監視する必要がなくなります。その分、別の業務を行ったり、最適な人員配置を行えます。
また、死角がなくなるようカメラを設置することで、見落としなどのヒューマンエラーを防いで現場の安全性を高めます。

 

温度検知(サーマルカメラ)

  • 入場時の体温、設備機器、無人エリアなどの異常熱を検知

温度を検知できる「サーマルカメラ(赤外線カメラ)」で、目視では分からない表面温度や温度変化率の異常を検知し、いち早く知らせます。
専用ソフトウェアによりパソコンやスマホで時系列に温度管理ができるため、工場設備の故障の予兆を発見したり、材料や製品の温度管理にも活用できます。
作業員や点検員の経験則に依存せず、誰もが客観的な数値による判断ができ、安全な運営をサポートします。

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設定したエリアの温度や温度変化を測定します。(MOBOTIX社サーマルカメラを使用し、7つのエリアを設定したイメージ)

人体検知

  • 進入禁止エリアを監視、進入を見付けたらアラートを発報

監視したいエリアを指定しておき、カメラが物の進入を検知すると、回転灯と音声で注意喚起し、遠隔地からでも現場の状況をライブ映像で確認できます。
人・車両・バイクを見分けて、例えば車両の進入だけを検知するといったことも可能です。
さらに検知記録を残せるので、後からその部分の映像のみを閲覧でき、映像検索の手間を省きます。

 

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  • 人の密集を検知し、混雑を防止

指定したエリア内に、設定を上回る人数が入った場合に、通知することができます。
例えば、店舗で安心・安全に買い物を楽しんでいただいたり、混雑状況に応じてスタッフの配置を変えたり、またオフィスで混雑状況を把握して分散させるなど、様々な活用方法があります。
それから、人をモザイクやシルエットで表示する専用ソフトを使えば、個人を特定させずプライバシーに配慮しながらモニタリングが可能です。


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  • 来店者の行動履歴をマーケティングに活用

POSレジでは購入者の情報しか分かりませんが、非購買者の行動パターンを分析して見える化します。
その他にも、時間帯別の来店者数や客層(年代・性別)なども分析できます。

 

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うっかり立ち入ってしまったら、光と音で知らせます。

密集を検知。動体だけをシルエットに置き換えてプライバシーにも配慮できます(キヤノン社)

来店者の行動パターンを分析して、マーケティングに活用できます。

アナログメーター検知

  • 点在するアナログメーターの点検を自動化

カメラが、各種アナログメーターの数値を読み取り、自動収集してデータ化します。異常発生時には、メッセージや光で知らせます。
多数のメーター値を遠隔のパソコンから一覧でき、カメラで現場の状況をモニタリングすることも可能です。
IoT設備を導入するには大掛かりなコストが必要ですが、カメラを活用すればコストを抑えられます。
巡回点検にかかる人手と時間を削減し、読み間違いや転記ミスも防ぐことができます。

 

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動体検知

  • 走る車両の進行方向、スピード、種別を検知
  • 車両が出庫する際、その進行方向を検知して回転灯で周囲に知らせます。車両誘導を行う人員の確保が難しい、確保できても起こりうる見落としなどをカメラがサポートします。
     
  • 指定エリア内で、例えばバス・トラック・一般車両・バイクなど種別ごとの通行量をカウントでき、色で段階的に表現するヒートマップが作成できます。
     
  • 構内を走る車両が、制限速度を超過すると回転灯を点灯させ、安全運転を促します。
     

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車両ナンバー検知

  • 車両ナンバーを確認、守衛業務を効率化

入庫する車両のナンバープレートを読み取って、あらかじめ登録しているナンバーと照合します。
登録車両ならゲートを自動で開いて入庫させ、非登録車両の場合は守衛が対応すれば常に人が監視しておく必要がなく、守衛業務を効率化できます。
また店舗での活用法として、VIPあるいは要注意顧客が来店すると通知を受け取るよう設定すればCS向上に役立てることもできます。

 

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生産ライン監視

  • 生産工程を記録でき、トラブルの振り返りや業務改善に活用

生産ラインを撮影し、生産工程を映像として記録すれば、トラブル発生時の原因究明に役立ちます。
データには表れないラインの短時間停止や、作業員の動線などの記録を残せ、生産効率の改善に役立てられます。
機械内部に組み込める超小型カメラで細部をモニタリングしたり、外観検査の自動化など様々な作業工程に活用できます。

 

 

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AIネットワークカメラ ラインナップ

カメラと一口に言ってもその特性は様々で、温度を映像化するサーマルカメラ、低照度対応型、屋外設置可能な全天候型、レンズを遠隔操作できるPTZ(パン・チルト・ズーム)型と様々です。
お客様のご要望や用途、そして既存のカメラやネットワーク環境により、日興通信が最適なカメラシステムをご提案させていただきます。
 

まずは日興通信にお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら
 


取扱メーカー・ブランド例

MOBOTIX(コニカミノルタグループ)
堅牢設計に定評が有り、カメラ内での画像解析に加え信号の入出力が可能です。これにより検知を引き金に他機器と連動し実行まで行うことでサーバを必要とせずカメラだけで完結するシンプルなシステム構築を実現します。
 

キヤノン
キヤノンカメラはレンズ性能・映像エンジン技術・暗い環境での高画質・ズーム性能、AXISカメラはデータ圧縮技術・低照度でのカラー映像撮影に強みがあります。その他にも、クラウド録画形式のウェアラブルカメラも取り扱いがございます。豊富なラインナップからお客様のニーズに合ったカメラの選定が可能です。
 

i-PRO(パナソニック コネクト社)
独自のAIプロセッサを搭載し、カメラ内で顔や人・車両・二輪車を自動で識別可能です。従来の防犯用途だけではなくAIアプリケーションによる分析・解析をすることで、事件事故の未然防止や業務効率化など新たな付加価値を提供します。