コラム

【最新米国便り】ポルシェ社ディジタルトランスフォーメーション

1931年、ドイツのシュツットガルトに設立されたスポーツカーとレーシングカーの老舗ポルシェ。

従業員3万人、昨年販売台数30万台。軍用車両、トラクター、月面車も製造しル ・マン24時間耐久レースでも知られるフォルクスワーゲンのグループ会社。

自動車産業の衰退を見越し、経営バックボーンのミッションとブランドバリューを大胆に変え、データを駆使するディジタル企業へ脱皮する。

プロジェクト「Mission D」は「データ」をトップクラスのコンポーネントと位置づけ「オートメーカー」からデータとソフトウエア主導の「テクニカルプレイヤー」(Data Driven Automotive tech player )へ生まれ変わるという。

サイロ化した古い組織を再編しデータオーガニゼーション コンセプトを導入。フレキシブルでマーケットトレンドに即応可能としてプロダクティビティを上げデシジョンメーキングを高度化。

三つのキーワード

  1.  Think Beyond(枠を超えた思考)
  2.  Build for Resilience(しなやかな思考)
  3.  Stay Lean(無駄の排除)

を従業員に浸透させレーシングカーを凌ぐスピードでディジタルトランスフォーメーションを追求すると意気軒昂。

米国とヨーロッパの若い世代で価値観が多様化して車離れが加速し、オートメーカーはミッションの見直しに直面。

「モーターズ」や「オートモビル」は死語になりつつありライフスタイルから乖離して衰退に拍車。

勃興する新興モバイルメーカーは「ムービングスマートデバイス」と位置づけ、名門GM(ジェネラルモーターズ)は社名とミッションを変え新たなフロンティアの開拓へ。