コラム

【最新米国便り】6G指向ビジネスモデル

私の住むIrvine(アーバイン)市に本社を置くファストフードチェーン大手Taco Bell(タコベル)社はバーガーチェーンに対抗しタコス風味のテキサス、ラテンアメリカ風メキシカンフードで差別化。

 

フードコート、ショッピングモール、空港、デパート、ホテル、スクールキャンパス、ガススタンドにもミニショップを展開し米国、ラテンアメリカに8,000店。

 

菜食主義ビーガンやベジタリアン増加を見据えたメニューも拡大しバーガーキングを抜いてファストフード4位。売上100億ドルを達成。

 

リアルタイムレスポンスをベースにしたメタバースアプリケーションをリードする エッジプロセシング を導入して業界トップをターゲットに掲げる。

 

各店舗に強力なサーバを設置しエッジコンピューティングシステムをインストール。

高機能センサーデバイス、コネクティビティ(つながりやすさ)、アナリシス(分析)、レスポンス管理を高速効率化しシステムを二重化して電源断、災害時のバックアップ。

 

ブリートゥ、ケサディーヤも加え各店でユニークにメニューをカスタム化して、店内外の顧客とオンラインオーダー対応し顧客データ、キッチンオペレーション、オーダープロセシング(注文受注処理)を効率化。

 

顧客データはクラウドへアップしてセキュリティを強化。システムはサードパーティのプラットフォームでもモニターし万全を期す。

 

1946年、タコベル創業者のグレンベル氏のホットドッグチェーンはエッジ化を推進し、2.5%を超えるGDP上昇に備える。

 

アグレッシブなファストフードチェーンの変幻自在な動きはデータ中心の世界から人間中心の価値観へシフトするタイミングを早め超遅延、高信頼通信、多接続センシングベース6Gへの予兆が垣間見え始めた。

*イメージ