コラム

【最新米国便り】リアルタイムビジネスコネクション

世界へマーケットを拡大したグローバル企業の多くはウイルスに分断され機能しないサプライチェーン環境の見直しに迫られている。

 

大きなインパクトは製造、食品関連業界。

 

浮き彫りにされた脆弱性は変化への対応能力欠如。ウオールストリートが注目するのはシステムを根底から覆し、新しいコンセプトを創造するオレオ・クッキーで知られる菓子メーカーMondelez International(モンデリーズ・インターナショナル)社の動向。

 

世界に展開する数千社を超えるサプライヤー、コンサルタントとビジネスパートナーをSupplied Partner Code of Conductに統括してビジネスコネクションを構築。

 

さらに、PROGRESS(Program for Responsible Sourcing)でリスクアナリシスを徹底しサプライヤーとパートナーの厳選にも踏み込む。

 

詳細なコントラクトを作成し労働管理、ビジネス環境、企業責任を透明化して精度の高い情報共有を可能にし需要、環境変動への柔軟なコントロールで顧客満足度をアップ。

 

調達プロセスはディジタル化してサプライヤーを統合し3千万ドルのコスト削減を可能に。

 

ウイルスによる急激な変動で陳腐化したサプライチェーンがネックとなり需給バランス、サイバーリスク、災害、紛争非常事態、DX、サステイナビリティ、ワークフォースも絡んだ大きな変化にリアルタイムレスポンス可能なデータドリブンビジネスコネクションが浮上。

 

オレオ、チップアホイ、トライデント、ビスケット、チョコレートやキャンディーを160カ国で販売し売上30億ドル。従業員8万人のMondelez社はタイミング良くビジネスモデルを変貌させてウォールストリートに強烈なインパクト。

*イメージ