コラム

【最新米国便り】AI データセンター

生成AIの高性能化が加速し、AIデータセンター建設ブームが全米に拡大している。
データセンター市場は1,200億ドル(約18兆円)へ急伸し、IBM、Amazon、Microsoft、Meta、Google を筆頭に
広大な土地にセンターを建設している。


AIアプリケーションはインターネットサーチとデータアナリシスに膨大な電力を費やし、
センターを維持する電力供給のため独自の発電システムを併設している。
電力消費の25%以上は化石燃料、天然ガス、メタンハイドレートが主流になっているが、
AIブームの爆発的消費に対応できないため、稼働停止原発の再稼働に向かい、すでに40基を越える原発が再稼働している。
 

トランプ政権はAIプロジェクト支援のため規制緩和に踏み切り電力需要に対応。
ルイジアナ州のMeta AIセンターの発電所は、フットボール場の70倍という巨大規模で2,500メガワット以上を供給する。


オラクルはデータセンター事業のため小型モジュール原子炉SMRベース電力システムを建設し、
オラクルクラウドサービス(OCI:Oracle Cloud Infrastructure)で生成AIビジネスをリード。
AIスタートアップ CoreWeave と Poolside も
ニューヨークセントラルパーク規模のデータセンター建設に数十億ドルを投資して
ハイパースケール企業へ急伸している。

*イメージ(AI生成素材)