目次
●整理が追い付かない! ファイルサーバのあるある問題
・容量が足りない
・セキュリティ管理ができていない
・災害対策に不安がある
●そもそもファイルサーバとは?
●ファイルサーバの種類
・ファイルサーバ(オンプレミスサーバ)
└ NASとの違いは?
・クラウド型ストレージ
・ハイブリッドファイルサーバ
●ファイルサーバの課題を解決する『ファイルサーバ見直しセット』
├ ファイルサーバ
├ ファイルサーバ統合管理ソフト
└ クラウド自動バックアップ
●『ファイルサーバ見直しセット』ご提案の流れ
整理が追い付かない! ファイルサーバのあるある問題
■容量が足りない
・年々扱うデータ量が増え、増設を繰り返して費用がかかっている
・長期間使用していない、削除してよいかわからないファイルが大量にあって、見たいファイルを探すのが大変!
■セキュリティ管理ができていない
・アクセス権の管理が不十分で、機密ファイルに関係者以外もアクセスできる状態になっていた!
・散在するファイルの中から個人情報を含むファイルを探し出し、「個人情報保護法」改正に対応したい
■災害対策に不安がある
・社内でバックアップは取っているけれど、BCP対策として本当に有効なのか不安
ファイルサーバの運用によくある課題
そもそもファイルサーバとは?
今や無くてはならない、ファイルサーバ
ファイルサーバは、同じネットワークにつながる複数のユーザーでファイルを共有・管理するためのサーバです。
ファイルサーバ内のデータは、利用者がそれぞれコンピュータからアクセスでき、閲覧や編集が可能です。
ファイルをメールなどで受け渡しする手間がなく、欲しいデータにアクセスできるため、業務効率化が図れます。
ファイルサーバがあれば、同じ組織内のメンバーで簡単にファイルを共有できる。
ファイルサーバの種類
- ファイルサーバ(オンプレミスサーバ)
ファイルサーバは通常、社内にサーバ専用機を設置して、そこにファイル共有の仕組みを構築して使用します。
自社に合わせて機能やシステムを柔軟に追加できるため、運用しやすいようカスタマイズできます。社内ネットワークでアクセスするので、インターネット回線の影響を受けずに高速でアクセスでき、データは社内にあるのでセキュリティに優れるなどといったメリットがあります。
一方、デメリットは、イニシャルコストが高額、定期的な機器の入替えが必要、導入や運用に社内インフラの専門知識が必要という点が挙げられます。
※以下、他のストレージと区別するため「ファイルサーバ」または「オンプレミスサーバ」と表記します。
NASとの違いは?
NAS(Network Attachment Storage)もファイル共有ストレージとして使われ、ファイルサーバと混同されがちです。しかし、NASは名前の通り「ネットワークに接続して使うHDD」のようなもの。
ファイルサーバのようにファイルごと・フォルダごとにアクセス権限や編集権限を設定するといった、詳細なファイル管理はできないものの、ファイルサーバに比べて安価で、容易に導入することができます。
- クラウド型ストレージ
クラウド型ストレージは、自社でサーバ機を保有せず、クラウド上のストレージを使う運用方法です。
インターネットから接続できるため、テレワークで便利に使える反面、設定を誤るとセキュリティリスクが伴います。
容量の大きいファイルに頻繁にアクセスするような場合はアクセスに時間がかかってしまうという欠点もあります。
データが増えれば、クラウドサービスのプランを変更するだけで拡張できますが、データ量によってはコストが増大してしまいます。
- ハイブリッドファイルサーバ
オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドファイルサーバは、クラウドの欠点であるアクセスの遅さと、オンプレミスの拡張性の低さを補う「いいとこ取り」の運用方法です。
よく使うファイルはオンプレサーバに保管しておくことでレスポンス良くアクセスでき、オンプレサーバの容量が不足すればクラウドで簡単に容量を拡張できます。
利用頻度の低いファイルをクラウドに退避しておき、オンプレサーバの容量肥大化を解決することもできます。
すべてのファイルをクラウドに保管することで、災害に備えたBCP対策ができるのは非常に大きな利点です。
ファイルサーバ(オンプレミスサーバ)
クラウド型ストレージ
ハイブリッドファイルサーバ
ファイルサーバの課題を解決する『ファイルサーバ見直しセット』
『ファイルサーバ見直しセット』は、お客様のご利用状況に合わせたファイルサーバセットをご提案し、すぐに使える状態にしてご提供する当社のサービスです。
専門知識がなくても大丈夫! 容量不足、クラウド運用、BCP対策など、さまざまなファイルサーバの運用課題を解決します。
■ファイルサーバ(全セット共通)
ファイルサーバには、あらかじめ下記を組み込んでご提供しますので、安心して導入・運用いただけます。
①バックアップ(装置・ソフト) ②UPS(無停電電源装置) ③基本構築 ④ハードウェア保守
お客様のご利用人数や、データ量に合うファイルサーバをご提案します。
当社がシステムを組み込んでご提供するので、手間を省いてすぐにご利用いただけます。
ハードウェア保守も付いており、安心して運用いただけます。
■ファイルサーバ統合管理ソフト(全セット共通。ただしA・Bセットはサーバの見える化に特化した簡易版になります)
ファイルサーバの3つの管理を 効率的かつ簡単に実現!
①肥大化対策 ②アクセス権管理 ③個人情報検出
導入製品:ファイルサーバ統合管理ソフト『 NIAS(NEC Information Assessment System)』
① わずか2ステップで肥大化解消!
ステップ1. まずは現状を見える化
利用状況をリアルタイムで高度に分析し、詳細まで見える化します。
肥大化の要因、あと何日で容量不足に陥るかの予測、整理候補のファイルなどをグラフィカルに表示します。
▼
ステップ2. 不要なファイルを整理
ファイルの条件を指定して、サーバ内の不要なデータを自動で整理します。
例えば、重複ファイルや不使用ファイルを瞬時にリスト化して、利用者に自動でメール送信して整理を依頼したり、「3年間更新なし」などの条件で一括削除やアーカイブなども可能です。
② アクセス権も見える化でき、一括修正
サーバ内のフォルダやファイルのアクセス権とActive Directoryによるユーザーやグループごとの情報をダッシュボードで一覧表示でき、不適切なアクセス権を一括で修正できます。
細かな条件、例えば管理者(Administrator)が設定されていないファイル、退職者など無効なユーザーがアクセスできるファイルなどを指定して検索や抽出も行えるため、設定漏れをなくし、設定にかかる時間を大幅に短縮します。
③ 個人情報を自動検出
個人情報を含むファイルを自動検出します。
検出したファイルは隔離・削除など適正に管理することで、情報漏洩リスクと管理者の負担を低減します。
サーバの現状を見える化。利用状況が一目瞭然です。
不要なファイルを整理。高速分析によりサーバの容量削減を強力にサポート(C・Dセットの機能です)
■クラウド自動バックアップ(B・Dセット)
BCP対策に最適、オンプレミスからクラウドに自動バックアップ!
導入製品:
・ハイブリッドファイル共有サービス『Azure File Sync』
・クラウドバックアップサービス『Azure Backup』
※「Azure」はマイクロソフト社のクラウドサービスです。
・クラウドに自動で同期
『Azure File Sync』は、オンプレミスのファイルサーバとクラウドストレージを同期するファイル転送サービスです。
ファイルサーバにデータを保存すると、クラウドストレージにも自動的に転送され、常に同期をとることができます。
簡単かつ高速でクラウド上にファイル転送を行い、手動でコピーする手間がいりません。
利用頻度の低いファイルをクラウドにだけ保存して、オンプレミスサーバに空き領域を確保することも可能です。
・ランサムウェアも侵入できないバックアップ環境
『Azure Backup』は、データのバックアップ・復元をクラウド上で行うサービスです。
バックアップデータは直近だけでなく、それ以前のデータも保持する「世代管理」ができるため、障害発生時はさかのぼって迅速に復元できます。
バックアップ取得後は自動でオンプレミス環境からデータが分離され、アプリケーションからアクセスできなくなります。
そのため、もしオンプレミスの端末がサイバー攻撃に遭っても、クラウド上のデータを感染リスクから守ります。
簡単・高速!クラウドにファイルを転送して自動同期
ランサムウェアもアクセスできない高セキュリティ環境で、データ損失のリスクを回避
『ファイルサーバ見直しセット』ご提案の流れ
- アンケート
まずは現在お使いのファイルサーバのお悩みについて、アンケート形式でお答えください。
▼ - 課題の明確化
アンケート回答をもとに当社がさらにヒアリングさせていただき、お客様の課題を整理します。
▼ - デモ・無償トライアル
ご要望により、ファイルサーバ統合管理ソフトのデモンストレーションを行います。
また、実際に体験したいというお客様には、30日間無償でお試しいただくことも可能です。
▼ - ご提案
ご利用規模や要件に応じたサーバセットをご提案します。